⑥「特注チェーンと天然石ビーズの業界秘話♡」日本天然石協会理事長インタビュー♡

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小島 由香理がプロデュースする

天然香水&天然石ジュエリー「あまのか」の情報をお届けするブログです!

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皆様、こんにちは!


今日も引き続き、

日本天然石協会の西田理事長様へのインタビュー記事を掲載してまいりたいと思います♪

今日は、「あまのかとの出合い」の続きでもあります、

わたくし自身も、「こんな18Kチェーンと出合いたかった!!」と思っていた

アイデア満載・特注ピンチェーンが開発されるまでのお話と、

丸くて可愛い天然石ビーズの小さな世界の中に、

こんな手間と苦労と、研究が成されているんだな~♡

と言うことがよくわかる裏話をたくさんしていただきましたので、

そちらをご紹介します!

最後の方に出てくるクンツァイトをビーズにする試作段階のお話は、

裏話秘話の中でも特にビックリされるのではないでしょうか!?^^

(インタビュー連載を初めから読みたい方は下記から順番にお読みください♪↓)

・①「日本で天然石を広めるに至った経緯って?」は コチラ

・②「34年前・何もないところからの開拓秘話」は コチラ

・③「定番中の定番!流行の天然石ブレスレット誕生秘話」はコチラ

・④「あまのか誕生秘話♡」はコチラ

・⑤「〝あまのか〟ならではの特徴と魅力とは?」はコチラ




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インタビュアMarina:こちらの特注18金チェーンのご苦労は何かございますか?

↑5エレメンツブレスレット(18金チェーン)KA-04

[優雅なるスピリチュアリティー] 詳細はコチラ

クンツァイト・ルチルクオーツ・クリソプレーズ・ラリマー・スギライト↑


西田理事長:以前は18金チェーンにひとつ、ひとつ細い穴のビーズを通して最後はロウ付(溶接)するので、一つの18金ビーズジュエリーを作ったらそのチェーンは他のジュエリーに使いまわせないし、デザイン変更出来ないのです。でも可愛い18金ビーズジュエリーはたくさん欲しい、でもチェーン代がかさむのでなかなか皆さんたくさんお持ちになれない。なので何か良い商品を開発出来ないかな~と長年考えていて・・・。

↑あまのか特注ピンチェーンの先端部分↑


他の悩みもあって、ブレスレットを女性用にサイズ調整するとビーズが数玉余って残る、ビーズはドンドン余るけど中途半端で使えないし・・・何とかしてその余ったビーズで手持ちのペンダントのデザインをカスタマイズできたら面白いのになぁと思って考えていたんです。そうしたら偶然、真珠を一玉使った特殊な18金のパーツを展示会で見つけて、このパーツの特許技術をうまく利用した自社オリジナル天然石仕様のピンチェーンを作れればいいな・・・「あ、これすごく面白い、画期的でこれまでの問題は全て解決する!」と確信して、すぐその場でメーカーさんにオリジナルのピンチェーンの試作を依頼しました。(笑)

↑溶接されていないので、ピン先からすべて取り外してカスタマイズを楽しむことが可能↑



最初は真珠用なのでチェーンが細すぎて天然石の重みですぐに切れてしまう。これでは使えないと耐久性とコスト比率を考えて出来たサイズが長年のビーズのノウハウが生かせる1mm径、シリコンゴムと同じ1mmサイズ(径)のチェーンでした。

Marina:なるほど~(うなる) !じゃあ、この穴が開いてる天然石ビーズの大きさっていうのも、他社のものとは違うんですか?特殊なんですね。


西田理事長:皆さん見た目で分からないと思いますが、実際に使いだすとだんだん1.2mm穴のビーズの良さがわかってくる仕様だと思います。 そのこだわりについては特にご説明してきていませんが、じわじわと気づいてもらえます。身につけていると「あれ?一般の業者さんのビーズは穴の大きさにバラつきがあるし歩留まりも悪い。でもここのビーズってすごく綺麗で使いやすい。」って。

ただ小島社長なんかは最初からウチのビーズを使われているので、このクオリティが普通だと思ってらっしゃると思いますけど、本当はこれらは最高の技術、天然石への「愛」とノウハウが詰まっているんですね。

小島:えー!?いきなり、最高峰に出合えたわけですね!

Marina:なるほど。小島には「最高峰当たり前ですけど、何か?」って感じだったんですね~!(笑)

西田理事長:そうそう(笑)

↑[次なるステージへの上昇]「地」天然シトリン コチラ



Marina:では、この天然石ビーズの穴っていうのは、業者さんによっては結構バラつきがあるものなんですか?

西田理事長:そうです。一般的には、玉の真ん中に穴を開ける技術が難しくて、大量生産すると穴の位置が中心からズレてしまい、ガタガタになってしまいます。

一玉一玉、丁寧に穴開け加工すると時間とコストが掛かりますが美しく仕上がりますね。更に縁(ふち)の磨きにも手間を掛けます。

全てのビーズではないでけど、基本的には定番品についてはこだわりの加工方法で仕上げています。

それから、ゴムを使った天然石ブレスレットも、切れやすい業者さんの商品はやっぱり穴が小さくてゴムが通らないし、穴まわりがザラザラなので無理やり通してもどうしても切れてしまうんですね。

こだわったウチのビーズは丁寧に使うと一年以上保ちますよ。


Marina:そういうのって尋ねてみないとやはり素人目線ではちょっとわからない技術ですね。

西田理事長:そうですね、使っていただかないと、その差が分からないかもしれないですね。そして嫌じゃないですか、ブレスレットを身に着けてすぐにバーンって切れたりしたら何か悪いことがあったのかな?とすごく心配になりますよね。

Marina:本当に。心配な気持ちになりますよ~。


西田理事長:それは技術的なこととか、丁寧に仕上げられているのかってことと繋がってくるんですよね。

Marina:ありがたいですね。きっちり作っていただいていて。

↑インタビュー回答中の日本天然石協会理事長、 西田智清様↑



西田理事長:加工工程をどんどん減らせばコストは下げれるのですが、そうすると商品の品質も落ちてしまいます。 だからウチの商品を一旦ご購入いただくと「何か他と違うな~」と違いを感じていただけるのです。

そして通常よりも磨きの研磨工程も多いんですよ。普通の加工工程は四~六工程くらいで仕上げますが、ウチのビーズは八~十工程くらい手間をかけて仕上げていくので、透明度、光沢、内からの輝きがその差として現れます。 だから購入された方は「ビーズが輝いている、とても綺麗だなぁ~」って感動してもらえるのですね。

小島:知らなかった~!!だから、あんなに輝いていて綺麗なんですね!!!

これは、日本で行われているんですか?

西田理事長:国内の加工もありますが基本的に海外です。ウチの場合その天然石にあった最高の仕上げが出来る研磨工場と複数契約しています。

新しい天然石は、最初に磨く原石をいろいろな加工テストをして、その天然石に合った研磨工程、方法を考えて仕上げるようにしています。 なので、昔だと磨くと劈開(へきかい)[※結晶や岩石がある特定方向へ割れやすいという性質]から簡単に割れたり崩れてしまうような天然石でも、現在では美しいビーズに仕上げて販売できるようになりました。

人気のクンツァイトがその代表ですね!昔の技術だとカット・磨いた時点で割れてしまいます。

Marina:あっ!そうなんですか?

小島:えー!?


西田理事長:まぁそこをどう加工するか長年、試行錯誤して・・・、一番失敗した例ではクンツァイト原石100キロすべて粉々にしてしまったこともありましたね。最初は丸く磨けなかったことも思い出します。

小島:じゃあここまで仕上げるのは、大変な努力と技術なんですね!


西田理事長:そうです、長年の努力の結果・技術の結晶として、この美しい輝きでここにある・・・ということですね!

小島:だからこんなに素敵なジュエリーになったんですね!

Marina:本当に愛らしいですよね。その光の輝き方が何よりの魅力だと思いますね。

ありがとうございます!



つづく…。



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西田理事長、今回も興味深く貴重なお話をありがとうございました!

今回は、皆様に[より]喜んでいただけるモノづくり、品質づくりをしようと、

色々取組んでくださり、

天然石業界のクオリティーの基礎を底上げしてくださってきたお話が目白押しでした。

そういうこだわりのモノづくりは、

一見素人目にはわからない技術ですが、

それでも確かに、

目にされた方・触れられた方・身につけられた方々に、

〝何か〟が違うことが届き、

大切に使っていこうと思わせてくれます♡

流行の移り変わりは早いものがありますが、

簡単に飽きられたり、

簡単に廃れたりしない作品や商品というのは、

作る側の愛と情熱の大きさとひとつなんだな^ ^

そんなことを思いました♪

皆様もぜひ、

あまのか商品を手に取って見ていただく機会がございましたら、

天然石ビーズの穴の部分や、

磨きの工程量の多さゆえの、

天然石の表面の輝きなど、

ご自分の目で確かめてみてください!

そういうひとつひとつの工程の美しさを

お客様にも共有していただけることがまた、

幸せな愛の交流であり、

天然石のある幸せをご理解いただける瞬間であり、

天然石ジュエリーの一ファンとして、

わたくしも他スタッフも、

嬉しい次第でございます♪


どうぞあまのか天然石ジュエリーワールドをお楽しみくださいね!!

今日もお読みくださり、ありがとうございました♪



Auther:Marina



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